深センのおすすめホテルMUJI HOTEL

MUJI HOTELの受付

18年1月、深センで世界初の無印のホテル「MUJI HOTEL」がオープン

最新、中国のシリコンバレーとして注目を集める深セン。中国での売上も好調な無印良品が深センに自社ブランドの初めてのホテルを開業し話題になっています。

中国の場合、北京や上海が中国進出第1号になることも多いのですが、この新しい街、深センに1号店を構えるというのは好感が持てますね。ということで、早速宿泊してきました。

香港からの深センMUJI HOTELへのアクセスはバスがオススメ

MUJI HOTEL SHEZHENに向かう深セン行きのバス停。バスは24時間運行している。

香港から深センに向かう人も多いと思います。今回は私も香港から向かいます。MUJI HOTELは福田区というエリアにあります。ここに向かうためにはバスで行くのが一番近いです。

まずはMTRで太子(Prince Edward)駅まで向かいましょう。中国大陸からの買物客でいつも混雑している旺角(Mongkok)から1駅の場所にあります。

C出口を出たら、彌敦道(Nathan Road)沿いのバス乗り場を目指して下さい。料金は39香港ドルです。バスの注意としては、ちょっと分かりにくいのですが、

太子

【落馬洲】香港側国境(出境審査)

【皇崗】中国側国境(入境審査)(ここまでバスで行く)

という行程をたどるため、途中で1回降りて再度バスに乗る必要があります。ちなみに香港側国境→中国側国境までの乗車時間は約3分です。深圳河という川を超えるとそこは中国側への国境となります。

皇崗(深セン国境)からMUJI HOTELはタクシーで10分

皇崗(深セン国境)のタクシー乗り場
皇崗(深セン国境)のタクシー乗り場

皇崗(深セン国境)からはタクシーが便利です。近いので10分。料金は20元程度で着いてしまいます。

注意としては、近年中国では、お釣りを出すのが面倒くさいため、偽札を受け取るリスクを取りたくないことから現金で受け取りたがらないタクシー運転手が増えています。

アリババ運営のアリペイかTencent運営のWeChatで払うよう求められることが多いと思います。お釣りが出ない可能性がありますので、細かい人民元を持っておくようおすすめします。(私の場合、アリペイで払いました)

MUJI HOTELでは無印良品の店内で寝てるような気持ちに

MUJI HOTEL SHENZHENのレセプション
MUJI HOTEL SHENZHENのレセプション

受付には通常のホテルよりも若い受付の人がいます。チェックインが遅かったので、ホテル内のレストランもショッピングモールも閉店しているということで、無印のスナックやカップラーメンを無料でくれました。なんと優しい。

中国のホテルに泊まると部屋からテレビや大きな喋り声が聞こえて来て驚くことがあります。ただ、MUJI HOTELの宿泊客のフロアにたどり着いて驚いたのはその静けさです。

客室の様子。無印のショールームで寝ているような気分に。
客室の様子。無印のショールームで寝ているような気分に。

私が泊まったのは週末だったので、部屋は「ほぼ満室」と予約時に言われていたのですが、宿泊客のフロアは本当に静かで、良い雰囲気です。この静けさがMUJI HOTELの売り物のように思えます。

部屋は実際の無印良品のショールームで寝ているような気持ちになります。無印良品ファンにはたまらないでしょうね。部屋内には無印で売っているシャンプーやリンスなどが置かれているほか、CDプレイヤーも置かれていて、ショールームで寝ている感がとても強いです。

MUJI HOTELがある深業上城には今の深センがわかる面白い施設がある

中国国際消費電子展示交易中心(CECC)の入口
中国国際消費電子展示交易中心(CECC)の入口

MUJI HOTELは深業上城(アッパーヒルズ)という巨大モールの中に入っています。この深業上城には今の深センを知る上で面白い「中国国際消費電子展示交易中心(CECC)」があります。この施設には深セン地場企業から、DJI、レノボ、サムスン電子、HTC、セグウェイなどの大手企業までがショールームを設けています。ほとんどの商品はその場で購入可能です。

地場の新興企業の活気あるショールームも
地場の新興企業の活気あるショールームも
中国科学院主導のプロジェクトの展示も。こちらは屋内栽培の様子。
中国科学院主導のプロジェクトの展示も。こちらは屋内栽培の様子。
規模は大きいが、箱モノの立派さが目立つきらいも。
規模は大きいが、箱モノの立派さが目立つきらいも。

ただし、行政主導の箱モノ感がただよっており、空きテナントが目立つほか、お付き合いで出展しているような大手企業はスタッフのやる気が低かったりします。

2019年7月にも中国国際消費電子展示交易中心(CECC)を再度訪問しました。さらに、空きテナントが増えており、テコ入れしないといけない感じになっていました。

しかし、日本では見られないようなセグウェイが元気に活躍していたり(購入可能)、STEM教育の教材が見られたり(購入可能)と新鮮な経験ができることも付け加えておきます。

makeblockはSTEM教育用の教材・ロボットで業界をリードしている
makeblockはSTEM教育用の教材・ロボットで業界をリードしている
2015年、セグウェイは中国企業に買収された
2015年、セグウェイは中国企業に買収された

深センのMUJI HOTELの宿泊料金

MUJI Dinerでのブッフェがついてくる
MUJI Dinerでのブッフェがついてくる

値段は公式サイトにある通りですが以下の通りとなります。

私の場合、2名まで宿泊可能な一番安い部屋で朝食付き(MUJI Dinerでのビュッフェ)で1,145人民元でした。1名あたりで考えればそこまで高くはないですね。

予約は公式サイトからどうぞ。日本語のページもあります。問い合わせはメールフォームに誘導されますが、送ればきちんと日本語で返信が来ましたよ。ホテルには日本人と思しきスタッフの人もいました。

MUJI HOTEL SHENZHEN
住所:深圳市福田区皇崗路5001号(深業上城) 2F
電話:+86 755 23370000
チェックイン:14時
チェックアウト:12時
URL:https://hotel.muji.com/shenzhen/ja/