深セン・蛇口のDesign Societyは週末散策に最適

深センのDesign Society

世界的な旅行ガイド、ロンリープラネットの「2019年訪ねるべき都市」という特集で、深センが選ばれたことが私の周辺界隈では少し話題になりました。その特集で推薦されているギャラリーがあります。それが、Design Societyです。

深セン・蛇口のDesign Society

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Design Societyとは展示・体験型アートプログラム・教育など深センの文化プラットフォームの総称で、深セン・蛇口にある「海上世界文化芸術中心」を拠点に行われます。

ロンリープラネットでは「Design Society」という名前が紹介されているのですが、実際に展示会や教育プログラムを行うときの会場名称としては「海上世界文化芸術中心」が使われることが多いです。

深センの芸術文化をリードするDesign Society

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海上世界文化芸術中心は本当に美しい施設です。建築家の槇文彦さんが設計した中国初の建物ということで、日本人の私からすると慶應SFCキャンパスにいったときの様な感じがあります。

イギリスのV&Aがプロデュースや作品を提供するV&Aギャラリーが目玉となっています。

深セン湾に面していて、海が見えるデッキには深センの若者や家族連れで賑わっています。また、現代美術や漫画ワンピースの展示会などもやっており、アートが日常に降りて来たような感じがあって、新鮮です。

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ワンピースの展示会は30分待ちの大盛況

海上世界文化芸術中心には、教育施設などもあり、ここでデザイン教育が行われるようです。

また、中国っぽいところとしては中国改革開放博物館があって、深センの開発の歴史が見られます。結構、展示には気を使っているようで、蛇口の開発を行ってきた招商局という国有企業(海上世界文化芸術中心のスポンサー)の展示などが見られます。

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V&Aギャラリーやホールがある中に、唐突感のある展示ですが、なるべく親しみやすくしようとデザインなど親しみやすい工夫をしています。無料です。

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蛇口の開発を40年リードしてきた招商局という国有企業の1979年当時の簡素な事務所の体験スペースなどがありました。当時の工員コスプレができます。

蛇口というと、先行して外国人向けに開発されたエリアで、今は開発も停滞してるイメージがありましたが、まったくイメージが変わったというのが正直なところ。

ここは本当におしゃれで良いエリアです。週末散策にはもってこいだと思いました。

深セン・蛇口のDesign Societyへのアクセス

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南山の蛇口・深セン湾のボーダーからタクシーの利用が便利です。地下鉄があるので、地下鉄でも良いですね。

设计互联 | 海上世界文化艺术中心

住所:深圳市南山区蛇口望海路1187号
電話:+86 (0755) 2667 1187
営業時間:10:00-22:00

http://www.designsociety.cn/en/

地下鉄2号線の海上世界駅(A出口)から約10分です。

香港から来る場合、蛇口のフェリーターミナルからすぐです。深セン湾のボーダーからもタクシーで15分程度で着きますよ。

蛇口のフェリーターミナルに関しての記事は以下を参考にしてください。