爆発的なヒットのHEY TEA(喜茶)のチーズティー
深センを歩くと大変に流行しているカフェがあります。クリームチーズをのせたミルクティーが人気のHEY TEA(喜茶)です。現在中国で爆発的な人気を博しており、北京などの大都市では購入制限が起きています。
2012年に広東省の江門という小さな街でオープンした小さなチーズティー屋は瞬く間に人気となり、現在では中国に100店舗以上を展開しています。2018年度末までに店舗数を倍の200店舗にする計画です。シンガポール、香港にも進出しています。日本での出店計画もあります。
HEY TEAを運営する深圳美西西餐饮管理有限公司董事长の聂云宸(Nie Yunchen)
は91年生まれの28歳です。中国人が慣れ親しんでいる茶の文化に、中国人が好きなクリームチーズを組み合わえることで新しいマーケットをつくることに成功しました。
また、90年代生まれの「デジタル・ネイティブ」である聂云宸は、徹底した可愛らしい店舗設計や色鮮やかなチーズティーを提供。顧客がSNS上でHEY TEAの写真をシェアするため、認知向上に成功した上、購入に並ぶ長蛇の列がSNSやニュースサイトで報じられることで、人気に拍車がかかりました。

彼らのビジネスは中国でもてはやされるオンラインビジネスではありませんが、中国のインターネット環境の進歩が、HEY TEAの成長スピードを速めたことは間違いありません。
中国人は「チーズとマンゴー」に目がない

チーズティーを本格的にはじめたきっかけはSNSを眺めていると、中国人は「チーズとマンゴー」が使われた食べ物に目がないということ。まずは、マンゴーソースをのせたお茶を売り出してみたそうですが、こちらの人気は今ひとつだったそうです。そこで、チーズソースをのせてみたところ人気に火がついた。(Viceの記事より)

2017年にはアメリカの有力VCであるIDGキャピタルなどから16億円の出資を受け、2018年には飲食デリバリー大手の美団-大衆点評が運営するVCから約70億円調達を行っており、店舗拡大を急ピッチで進めています。
爆発的なヒットのHEY TEA(喜茶)のチーズティー、深センのどこで楽しむ?

中国人のHEY TEA(喜茶)の人気の秘訣を感じたいなら、深センで是非どうぞ。店舗の雰囲気や楽しそうに並んでいる中国人の人たちから学ぶことも多いはずです。
香港からのアクセスも良い羅湖から地下鉄で1駅の国貿駅A出口直結のショッピングモール金光华广场のB1階にあります。店舗番号は002です。



地上階に飲む場所もあります
週末は正午をすぎると行列が始まります。午前10時からやっていますので早めに行くことをおすすめします。他にも深センにはたくさんHEY TEA(喜茶)がありますので行ってみてくださいね。店舗リストはこちらから。
喜茶 金光华广场
深圳市罗湖区人民南路2028号金光华广场B1
https://www.heytea.com/
深セン進出というと、テック企業のイメージが強いのですが、深センの消費者をターゲットにサービス業で成功している企業も多く、中には日系企業もあります。もし、興味がある人は言ってください。時間があえば一緒に見て回ることや情報を提供することもできます。