董事長、董事、総経理、法定代表人・・・色々聞き慣れない中国の役職についてざっくりとまとめた

董事長、総経理、董事、法定代表人・・・色々聞き慣れない中国の役職についてざっくりとまとめた

中国の新会社法に具体的に示されています。

董事長(代表取締役)

董事長は取締役会の責任者で、董事会(取締役会)の会議を招集し、主持し、董事会が株主会に対して報告する代表者です。董事長の職責には、董事会の議題を定め、董事会の決定の実行状況を確認することなどが含まれます。

董事(取締役)

董事は会社の意思決定機関として、重要な決断に関与し、例えば会社規章(労働法第4条で整備が求められている労働者への権利義務を明示化した文書)の改正、董事長や監事の選任、会社の年度財務予算および決算の承認などがあります。董事は株主会によって選出され、会社および株主会に対して責任を負います。

総経理(社長)

総経理は会社の日常経営管理の最高責任者で、董事会の決定を実行し、会社の経営計画および投資計画を立案し、会社の財務や人事を管理します。総経理は董事会によって任命または解任することができます。

法定代表人(法人代表者)

法定代表人は会社外の法律行為を代表する者で、会社を代表して会社の事務を執行する董事又は総経理が担当できます(2024年7月施行 新会社法10条)。法定代表人の職責には、会社の名義で契約を締結したり、訴訟行為を行うなどが含まれます。法定代表人の行為は会社の法律上の結果を直接起因させることになります。