- 深センの秋葉原はどこにあるの?
- 深センの秋葉原はどうやって行けばいいの
- 深センの秋葉原の見所が知りたいな
こういった疑問にこたえます。
深センには秋葉原を30倍にしたような大きな電気街がある。良く聞く話です。
深センへの会社進出準備や香港出張のついでに深センに視察・観光に来た人から「せっかくだから見に行きたい」といった依頼を受けることがあります。で、あまりの規模に圧倒されて「凄いね」で終わることが良くあります。
私も日本の秋葉原は好きなので、良く行ってましたが、もっぱら書泉ブックタワーに行ったりしてたので、電子工作など好きで秋葉原に行ってる方からすると亜流な感はありました。
深センの秋葉原といわれる「華強北」は卸売市場の規模が大きいのに加え、プロ向けの問屋から小売に近い店もあって、なかなか旅行で少し立ち寄っても、全貌が掴めず、楽しめなかった方も多かったのではないでしょうか。
今日は3時間の滞在で回れる、最低限行った感のある「深センの秋葉原」のポイントをお知らせします。
深センの秋葉原はどこにあるの
深センの秋葉原とも称される地域は「華強北(Hua Qiang Bei)」と呼ばれる問屋街になります。中国の電子製品・部品市場の売上高で圧倒しており、この街での商品の価格動向は「華強北指数」として、経済政策にも使われています。
香港からアクセスの最も便利なボーダー(口岸)の一つである羅湖から地下鉄1号線で9分という近さですが、行政区域では羅湖区ではなく、福田区になります。
気になる規模は東西に1.5km、南北に約900mという広大なもので、ビルの中に間仕切りされた個人商店のようなテナントから、卸売りの大型店まで、カオスのように密集しているのがこの地区になります。
華強北のメインストリート(華強北路)は「華強北歩行街」と呼ばれる車や自転車の乗り入れが禁止される歩行者天国になっているので、ゆったりと歩くことができます。
深センの秋葉原「華強北」にはどうやって行けばいいの
気になるアクセスですが、地下鉄1号線「華強路」駅、もしくは地下鉄2号線、7号線の「華強北」駅が最寄り駅となります。個人的には地下鉄1号線「華強路」から歩行街を北に歩いていく方が全体像が良くわかるのでおすすめです。
深センの秋葉原の「華強北」の見所が知りたい
この写真が地下鉄1号線「華強路」駅A出口のエスカレーターを上がって、そのまま同じ方向に20mほど歩いて見える景色となります。この歩行者天国が華強北路になります。かなり広いですよね。
次に以下の華強路マップを見て下さい。
華強北の目抜き通りの位置関係をまとめました電気街と関係ないビルは省略しています。赤色は電気街やビル。青色はランドマークになっているので、電気街とは関係ありませんが、参考として記載しています。
1枚目の写真は地図の「深南中路」と書かれたあたりで撮影したものです。
歴史があり、人で賑わうのは南側の深南中路から振华路の間になります。ですので、時間がないのであれば、この間にあるビル(華強電子世界、賽格広場、賽格通信市場など)を中心に見るのが良いかと思います。
ちなみに華強北路以外にも東西を中心に、いろいろな専門卸売ビルがあります。ただ、専門的なものが多く、記載するときりがないため、今回は省略させてもらっています。では華強北路に面した大きなビルを見ていきましょう。
賽格広場
まさに秋葉原の昔のパソコン関連部品などの取扱いが多い。1階は個人商のような狭小なお店が並びます。2階より上はもう少しお店っぽい雰囲気の店舗が多く並んでいます。
賽格通信市場
個人向けのスマホの修理、バッテリー交換の店から、卸売りの専門店まで幅広く存在します。とにかくここは規模が大きくて、スマホ用のケース、バッテリー、液晶、回路、保護シール、充電器などなんでもあります。
華強電子世界
大きすぎて、全貌が良くわかりません。携帯、LED、健康機器、スマート家電などの専門店が並びます。ここでのおすすめは、华强广场酒店というホテル側から入ると、2階に小売もしてくれるおしゃれなショップがあります。スマホ、充電ケーブル、旅行向けの各国対応のコンセント、バックパックなど使い勝手の良さそうなものがあります。電気街の専門性についていけないような方(私含む)はここで時間をつかっても良いかもしれません。
2階にあるカフェまであるおしゃれなスマホアクセサリショップ「WK DESIGN」。
こちらのREMAXはスマホアクセラリから、タンブラーまでいろいろ売っています。
まとめて買うと安いですが、小売もやっていますよ。栄枯盛衰が激しく、お店も新しくはできては、閉じたりしますが、同じようなものを売っているお店はあります。
现代之窗商业广场
1階はスマホの修理などの個人向けショップ。上層階はカメラの撮影機器のショップ群があります。
正直、あまり気になる店はないのですが、1階には無人コンビニ「百鮮GO」があります。
私が行ったときには、商品のほとんどが「びわジュース」という謎な状態で、買いたいものがなかったです。スマホでの自動決済にアプリをダウンロードさせる必要があり、大体の人が混乱するので、その使い方を教える店員さんがいるため、実際は無人ではないです。ここですが、その後2019年7月に行った際に見当たらず、閉店したのではないかと思います。無人スーパーは見た目には面白いのですが、かえって買い物が煩わしいことも多く、全体的に厳しいようです。
この近くにはOPPOの路面店もあります。
远望数码商场
1階はスマホの販売・修理。全体的に聞いたことのない中華系のスマホブランドが多いので、お好きな方はどうぞ。
曼哈数码广场
ここも規模は大きいです。スマホ、スマホ関連グッズなど幅広く扱っています。ただ、ここが良いところは飲食店が充実してるところですかね。1階の美食広場には中国各地の食事が安く食べられる食堂がある他、2階にはきれいなバーガーキングもあります。
振兴路より北にある苏宁、顺电、国美電器はいずれも中国を代表する家電量販店なので、中国のブランド品のスマホや家電はここで購入したほうが良いですね。
ただし、AndroidスマホはGoogle Playは中国でインストールされていません。また、Appleなどのブランド品は日本より高いので、わざわざ買うメリットがないかなあという気がします。香港でGoogle Playにもアクセスできるグローバルモデルを、香港の関税0のお得な価格で買ったほうが良いでしょう。