- 深センにも国際空港はあるのかな?
- 深セン宝安国際空港へのアクセスを知りたいな。
- 深セン宝安国際空港で買い物や食事はできるのかな?
こういった質問にこたえます。
深センにも国際空港があります。名前は「深圳宝安国際空港」といいます。宝安は「バオアン」と読みます。2013年に近代的な新ターミナルが完成しました。
私はこの空港、最近まで(先週まで、、、)行ったことが無かったんですよね。
実際、深センを訪れる人の多くは香港国際空港を経由してくることが多いでしょうし、メーンは中国国内線です。
ただし、最近深センに住む中国人の友人が、深セン空港からバンコクに行ったとか、ドバイに行ったみたいな話を聞いて、実は良い空港なんじゃないかなと興味を持ったので、行ってみることにしました。
深センの深圳宝安国際空港とは

2013年に新ターミナルがオープンしました。写真を見るとわかると思いますが、宝石箱のような採光が印象的な大きなターミナルです。
IATA(国際航空運送協会)の空港コードはSZX。深圳航空と東海航空がハブ空港として利用しています。深圳航空は日本の関西国際空港および成田空港との直行便が出ています。
場所は、南山区の宝安にあります。深センの西の端にあるため、アクセスが不便そうだなと思っていたのですが、ここ宝安は国家重点プロジェクトにもなっている金融・IT特区プロジェクトの中心地にありますし、現在でも地下鉄11号線を使えば、福田から約30分で着くことができます。深センに住んでいれば、とても利便性の高い空港といえるでしょう。
深セン宝安国際空港へのアクセス

アクセスも地下鉄があるなど、外国人にもアクセスしやすくなっています。
地下鉄11号線が便利で速い
とにかく11号線に漕ぎ着けましょう。
11号線はエアポートエクスプレス(機場快線)と呼ばれており、一度乗れば、中国の地下鉄ネットワーク最速の時速120kmで快走してくれます。また駅間の距離が長いため、一気に進んでくれます。
その他エアポートバスも
华联大厦(深圳市福田区深南中路2008号)
↓
深航大厦(福田区深南大道6035号)
↓
深圳宝安国際空港
始発(华联大厦発):4:30
最終(华联大厦発):21:00
料金:20人民元(約320円)
時間:40分
間隔:30分おき
エアポートバスの情報は以下から確認して下さい。
http://eng.szairport.com/szairportyw/dite/jcjt_tt.shtml
深夜に香港から深セン宝安国際空港に向かう場合のアクセスですが、一度やってみて、ありかなと思ったのは、皇崗口岸からタクシーで向かうというコースです。皇崗からは約40分で到着します。タクシー料金は150元くらいでした。
へリコプターなどもありますが、使う人は限られていそうので、今回は省略します。
深セン宝安国際空港には何がある

出発ロビー(4階)

せっかくですので、空港の出発ターミナルを散策してみました。出発ターミナルは4階になります。国慶節の最終の頃にいったので、大きな(といっても桁違いの)五星紅旗が掲げられています。
中国国内線の出発カウンター
以下の情報は2018年7月発行の公式資料から作成しています
A島 | CZ南方航空 |
---|---|
B島 | CZ南方航空、9C春秋航空、OQ重慶航空 |
C島 | HU海南航空、MF厦門航空、3U四川航空、HO吉祥航空、PN西部航空 GJ長龍航空、EU成都航空、8L祥鵬航空 |
F島 | MU東方航空、DZ東海航空、SC山東航空、KN連合航空、BK奥凱航空 FM上海航空、TV西蔵航空、NS河北航空、Y8金鵬航空、RY江西航空 |
G島 | ZH深圳航空 |
H島 | ZH深圳航空、CA中国国際航空、CA大連航空、KY昆明航空 |
国際線の出発カウンター
D島 | CZ南方航空、CI中華航空、OZアシアナ航空、KE大韓航空、MIシルクエアー、9C春秋航空、MU東方航空、DZ東海航空、I4I-フライ |
---|---|
E島 | ZH深圳航空、AK/FDエアアジア、B7エバー航空、TRスクート CA中国国際航空、MF厦門航空、HU海南航空、JTライオン・エア |
知らない航空会社も多いものです。
5階にはフードコートもあります。伝統的な麺や中華料理などローカルな中華料理が多いです。マクドナルドやスターバックスなど外資系のチェーンも入っていますが、あまり目立ちません。


ショッピングコーナーには中国の西洋式アパレルなど、あまり買いたいとは思わない店舗が多いのですが、
唐突に小米(Xiaomi)、DJI、ROYOLEと言った中国の新興テック企業の店舗が連続してあります。スマートフォン、ドローン、E-inkのノートブックなど興味があれば買っても良いでしょう。
- 小米(Xiaomi):スマートフォン、家電、服飾など
- DJI:ドローン、ジンバルなど
- ROYOLE :ウェアラブル端末、E-inkのノートブックなど

ちょっと、お洒落なのは中信書店でしょうか。中国のビジネス書などありますが、センスの良い旅行用品、キンドルなどが置かれていて暇つぶしにはもってこいです。
無印良品もあります。 中国の無印良品には中国で作られたお菓子などが売られています。日本で売られているものとは少し違うので良ければ見てみてください。


出発ロビー(3階)
3階は制限区域で、旅行者のみが入るエリアとなります。

HEYTEA GOというHEYTEA(喜茶)のテイクアウト専門店があります。

HEY TEA(喜茶)の詳細は以下の記事を読んでください。
MUJI to GOやファミリーマートもあるので、比較的手頃な値段で買えるものも多いです。

到着ロビー(2階)

到着ロビーは2階になります。ここの特徴は2階から地面交通中心(GTC)と言う空港から市街や香港などに出るための別の交通センターがあることです。


GTCからは
- 地下鉄
- バス停留所
- フェリーターミナル
- へリコプタータクシー
など全ての交通手段がここに集結している、ターミナル駅のような感じです。ここ自体にもショッピングや飲食が楽しめるようになっています。旅行から帰ってきた家族をここで待っていたりするようです。
香港よりも中国国内線が多いため、ドメスティックな雰囲気もあり、観光で行くのも面白いと思いました。関空や成田から直行便があるので、もしスケジュールがあえば使ってみるのも良いですね。特に南山で商談・視察などがある方にはおすすめです。